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冬見つけから始まる気付きや疑問がつながることで

兵庫県たつの市立新宮小学校

主幹教諭 石堂裕

冬休みが終わり、2年生の子どもたちが学校に戻ってきました。

さっそく、みんなが訪れたのは、校内にある「いこいの広場」です。

【写真1】校内の「いこいの広場」
【写真1】校内の「いこいの広場」
【写真2】思い思いに散策
【写真2】思い思いに散策

みんなにとって、この「いこいの広場」は、季節ごとに、1年生に生き物クイズをしたり、落ち葉と遊んだりした場所ですから、友だちのようです。

【写真3】1年生と「生きものクイズ」をしたり…
【写真3】1年生と「生きものクイズ」をしたり…
【写真4】落ち葉と遊んだり…
【写真4】落ち葉と遊んだり…

「すっかり落ち葉がなくなった。秋とぜんぜんちがう」Aさんのつぶやきです。

「冬に咲く花もある」とBさんは探検ボードに記述しました。

「ねえ、となり公園はどうかな」とAさんの提案に賛成したみんなは、学校に隣接する公園に行きました。

【写真5】公園へ
【写真5】公園へ

「木って冬の寒い時から芽の準備をするのかな」と、それぞれに気付きや疑問が生まれてきました。

「芽みたいなのが木についている」

そうなると、公園に隣接する市立図書館で調査します。

「ひとりの気付きや疑問」を「みんなの気付きや疑問」にするために、これまでに本や図鑑で調べた経験知が生かされた結果です。

【写真6】いざ市立図書館に調査へ!
【写真6】いざ市立図書館に調査へ!
【写真7】これはなんだろう?
【写真7】これはなんだろう?

さて、図書館では、「冬芽」について学んだだけでなく、新たな気付きが生まれました。

「図書館の中が秋とちがうよ」というCさんの気付きに、そういえば玄関にお正月の飾りがあった」とDさんが呼応しました。

Cさんが興味をもったのは上の写真7の赤枠のもので、すぐ図書館の先生に聞くと「和だこだよ」と教えてくださいました。

【写真8】図書館の先生「和だこだよ」
【写真8】図書館の先生「和だこだよ」

実は、この和だこへの関心が、Cさんだけでなく2年生みんなへの関心へと広がっていくのです。

そのきっかけは、図書館から帰る際、歩いて1分のところにある市役所新宮総合支所に立ち寄ったことです。すると、和だこがたくさん展示してありました。

【写真9】「あ!和だこがたくさん飾ってある!」
【写真9】「あ!和だこがたくさん飾ってある!」

子どもたちが知っているたこといえば、「ゲイラカイト」か1年生でつくった「ぐにゃぐにゃだこ」です。

「あっ、また和だこがたくさんある」とCさんは目を輝かせました。

でも「どうしてこんなに和だこがたくさん飾ってあるのかな」と、周りの子どもたちも考え始めました。


「さっき、入り口に看板があったよ」との声に、みんなで確認に行ったところ、この看板を目にするのです。

【写真10】たつの市凧あげ祭り
【写真10】たつの市凧あげ祭り

ここで子どもたちは、たつの市で全国から凧が集まってくる「たこあげまつり」について知ることになります。

「ぼくらも和だこをつくりたいな」とのCさんの提案に、みんなが賛成しました。

この続きは、次回に「和だこづくり」の学びとして紹介します。

つづく

プロフィール

さとえ学園小学校 やまなかせんせい プロフィール画像

兵庫県たつの市立新宮小学校

主幹教諭 石堂裕


なぜ、小学校の先生に?

身近な家族が教員だったため、小学生のころから「先生になる」と決めていました。小学校に決めたのは、教育実習での1年生との出会いです。授業の難しさを実感して、「もっと究めたい」と思ったことが、今も私自身を支えています。

my belief

「ピンチがチャンス!」

授業では、「ま(待つ)つ(つなげる)の(のせる)き(気付かせる)みと(認める)」