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コンピュータと友だちになろう 〜低学年のプログラミング教育 実践編1〜

さとえ学園小学校 教諭 山中昭岳

前回は、「なぜプログラミング教育が必要なのか」、そして「生活科でのプログラミング教育はやはり“体験”が大切だ」ということを述べました。

今回からは、子どもたちがコンピュータのことをもっと知りたくなるような、プログラミングにどっぷり入っていく前の導入的な取り組みを紹介していきます。

さて、本実践は、2年生の子どもたちによる作詞・作曲が主となります。

音楽、国語、生活の合科です。

<実践の概要>

6年生を送る会は、学年ごとに出し物を披露し、6年生に感謝の気持ちを表現します。

2年生は歌がとっても上手です。そこで、みんなで心をこめた歌をプレゼントしたいということになりました。

しかし、2年生の子どもたちの気持ちが伝わるような歌がなかなか見つかりません。

それじゃあ、自分たちでつくってみてはどうだろう、ということに……果たして自分たちの気持ちがこもった歌が完成するのでしょうか。

<各教科の役割>

音楽科:曲をつくる

国語科:歌詞をつくる

生活科:演出を考える

※本実践は、生活科を核にして学習を進めました。

◎音楽科◎

音楽科の学習では、作曲をします。

ただ、何の材料や道具もなしに、子どもたちの力だけでは作曲はできません。そこで、コンピュータの力を借りました。

今回は、ボーカロイド教育版(YAMAHA)を活用。

【写真2】音楽科ではコンピュータで作曲
【写真2】音楽科でコンピュータを使って作曲

「コンピュータを使うと自分たちでも曲がつくることができるんだ!」という驚きが生まれました。このコンピュータに対する驚きが、子どもたちのプログラミングへの興味を大きくするものとなります。

◎国語科◎

国語科の学習では、作詞をします。

歌詞づくりは、YAMAHA(今回作曲で活用させてもらった「ボーカロイド教育版」をつくられている企業)の方からポイントを教えてもらい、工夫が施されたワークシートを使いながら6年生に伝えたい思いを言葉にして綴りました。

【写真1】国語科での歌詞づくり
【写真1】国語科での歌詞づくり

◎生活科◎

生活科の学習の中で大切にしたことは、「目的意識・相手意識」です。

自分たちの成長を振り返るとともに、これまでの生活や成長を支えてくれた人たちに感謝の気持ちをもつことを目的とし、それを卒業していく6年生を相手にどう表現していくかをみつけていきます。

成長単元の発展版です。

お世話になった人たちに対して、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、自らの成長を歌という形で表現し、こんなに大きく成長したんだなぁとわかってもらえることをめざします。

次回は、それぞれの学習の様子を詳しく紹介します!

つづく

プロフィール

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さとえ学園小学校

教諭 山中昭岳


なぜ、小学校の先生に?

給食、遠足、修学旅行。楽しく、変化いっぱいの毎日が過ごせ、誰よりも一番近くで子どもたちの成長する姿をみることができるから。

my belief

教師自身が一番の学び手であれ!!