コロナ禍を乗り切る授業スタイル~ハイフレックス型授業~

さとえ学園小学校

教諭 山中昭岳

生活科における「ハイフレックス型授業」を紹介するにあたり、まずは、少し言葉を整理したいと思います。

よく使われている「ハイブリッド型授業」は、以下の三つの形式に分類されます。

  1. ブレンド型:授業の目的に合わせてオンライン(オンデマンド)授業と対面を組み合わせて行う授業形式
  2. 分散型:児童生徒を出席番号の奇数・偶数などで分け、対面授業とオンライン(オンデマンド)授業を入れ替わりで行う授業形式
  3. ハイフレックス型:同じ内容の授業を対面とオンラインで同時に行う授業形式

おそらくハイブリッド型授業と混同されているのが3のハイフレックス型授業ではないでしょうか。

今、学校現場では、学級、学年、そして学校閉鎖にならないように感染予防対策を講じながら毎日授業を実施していると思います。グループでの活動は密になってしまうためできず、また飛沫予防のために話し合い活動や、クラスや学年をまたいでの交流学習等もなかなかできない状況です。他者との関わり合い、様々なヒト・モノ・コトとの触れ合いが必要な生活科においては致命的な状況です。

このような状況下ですが、何とか生活科でもハイフレックス型授業を展開できないかということで、少し事例を紹介させていただきます。

動くおもちゃづくりの単元ですが、こちらも感染対策のためいろいろと制限された中での活動でした。感染対策のために自宅から授業を受けている子たちも多く、実際にモノに触れながら友だちとやりとりすることができないなか、1人1台端末があることで、私自身がこれまでとは違った目標に気付くことができました。

実際に体験できないからこそ、言葉での説明がとても重要になります。そこで、「言葉で説明して、友だちに自分のおもちゃのよさをわかってもらおう」というめあてを設定することにより、言語活動を充実させる機会となりました。

写真は、端末の向こうにいる友だちに、自分でつくったおもちゃのよさや使い方をいろいろな表現を使いながら説明している場面です。言葉で説明するためには、自分のつくったおもちゃのよさを理解する必要もあります。

オンラインを活用した授業では、今までと同じ目標を設定してやり切ろうとすると無理が生じ、やっぱり対面でやったほうがよいという判断になってしまいがちです。しかし、目標を少し変化させ、オンラインによって効果を得られるものに設定することで子どもたちの力を育むことができます。

このような発想でオンラインの授業づくりをしてみてはいかがでしょうか。

つづく

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なぜ、小学校の先生に?

給食、遠足、修学旅行。楽しく、変化いっぱいの毎日が過ごせ、誰よりも一番近くで子どもたちの成長する姿をみることができるから。

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